書籍紹介「ヴァイオリンマニュアル日本語版」書評レビュー

ヴァイオリンマニュアル日本語版は、私がヴァイオリン工房を開業してもなお見続けてる書籍になります。

数値的観点の表記は情報が少ないものの通常のメンテナンスを一般のユーザーにわかるように表記している点は、私が工房にお越しいただくお客様へ説明する際やオンラインにて修理説明する際などに参考にさせていただいております。

こちらのページでは「ヴァイオリンマニュアル日本語版( Amazon / 楽天市場」の特徴について紹介させていただきたいと思います。

本書の特徴

  1. メンテナンス工程のカラー写真が豊富
  2. メンテナンス以外の知識もまとめらている(三分の一程度)
  3. 道具や用語まで解説していてビギナーにもわかりやすい
  4. イギリス本場の空気を感じることができる

カラー写真が豊富で、ビギナーでもわかりやすいようにメンテナンス方法の具体例を解説してくれており、非常にとっつきやすい印象を受けます。

実際のヴァイオリン修復のプロの現場で使われている道具や、その他作業環境、ヴァイオリン購入時の注意などについても解説されていて、how to 本というよりは、子供から大人まで興味関心をそそる図鑑のような印象を受ける。

各所のメンテナンスの解説の中に、節々に理由や用語の解説とともに添えられるセルフメンテナンスに役立つ情報も盛り込まれており、専門的なメンテナンスを学びたいわけではないという方にもおすすめです。

また、本書の日本語版出版における監修として携わる川幡宏 氏は、自ら弦楽器工房かわばたを経営され、当然のことながらヴァイオリンに非常に精通されており、翻訳の専門用語にも抜かりがない。

ただし、実際に調整などしていくにあたっては、細かな数値間の表示などがなされていない概略手順書といった印象となるため、これに合わせて数値感がわかるテキストを準備されることが望ましいです。

逆に、そうした数値感がわかるテキストには写真が少なかったりモノクロであったり明瞭でなかったりとする場合もあるので、いずれにしても、こちらの書籍は必携のおすすめアイテムといえます。

基本情報

ヴァイオリンマニュアル日本語版
→書籍を探すAmazon / 楽天市場

ジャンル弦楽器メンテナンス
著者ジョン・ゴスリング、マーカス・コーリー
出版社ヤマハミュージックメディア
ページ数152ページ
サイズ26.8 x 20.8 x 1.4 cm
定価3,600円(税別)
出版日2015年2月21日

書籍の目次

  • ヴァイオリンとヴァイオリン製作家
  • ヴァイオリンの構造
  • 工具、備品、材料
  • ヴァイオリンを買う
  • メンテナンスの基礎
  • メンテナンス―中級編
  • メンテナンス―上級編
  • 補足資料

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