バイオリンを習っていると、先生からおすすめの銘柄を伝えられる場合がありますが、自分の好みと全く違って「気に入らない」「買いたくない」と思う事がありながら、断りづらいなんて経験をされた方は多いと思います。
まず大前提ですが、尊敬する先生からのおすすめであっても、自身が買いたくないと思うバイオリンは購入するべきではありません。
理由は人と同じで明確です。
「好かれないバイオリン」「弾かれないバイオリン」は幸せではないからで、そんなバイオリンを演奏するあなたも幸せになることが出来ず、さらには聴衆に幸せを届けることは出来ないからです。
買いたくない先生のおすすめバイオリンの断り方
まずは、いろんなシチュエーションを考えて、断り方をザっと断り文句を並べてみます。
自身の断りやすい言葉をチョイスされると良いかとは思いますが、先生との今後の関係をしっかり考えて、正直な思いをお伝えされることが、同様の趣向や意見の不一致による双方のストレスが軽減され、お互いの信頼関係構築に繋がるかと思います。
可能な限り、嘘のない内容で、嘘のない関係づくりが大切です。
断り文句
下記のようなものが想定されますが、今後も同じ先生で習われることを希望される場合は、可能な限り嘘なく、正直な気持ちをお伝えされることをおススメいたします。
- (正直に)私の好みは○○○なので、○○○なお品を自分で探してみようと思っています
- 実は購入するお品が決まっております
- 子供(家族)が□□□の方がいいというので
- まだ私には勿体ないお品ですから
- こちらのお品は私の力量では素敵な音色を引き出せないようです
- 祖父母からプレゼントされましたので
- お友達からユーズドをお譲りいただけそうですので、今回はそちらを使用しようとおもいます
断った結果、先生との関係が悪化した場合の対応
色んな断り方を想定できますが、まるく収める角の立たない断り方が知りたいという人が多いと思います。
ですが、どのような断り方にせよ、先生おすすめのバイオリンを購入することに自身の気がすすまず、それを断ったことにより関係が悪くなるような先生は『音楽で幸せや悲しみなど心を届ける大切さの優先度が低い先生』と考えられます。
極論ですが、個人的には、そのような事が原因で関係悪化が見受けられるような先生でしたら、新たな先生を探されることをおすすめします。
楽器選びについて
ご自身で探されるにしても、自身にぴったりの楽器を見つけ出すのは大変なことです。
量販店など楽器店さんも、金額的ノルマや推奨しなければいけない商品など、いろんな理由から、提案も偏りがちだったり、場合によっては先生もその一端を担われていたりする場合もあるようです。
ですので、いずれにしても、楽器を選ばれる奏者自身が可能な限り正しい知識と、自身の好みや意見をしっかり持ち、楽器と向き合う必要があると思います。
下記にヴァイオリン選びに失敗しない為の参考書籍もご紹介しておきます。
皆様にとって素敵な楽器との出会いがありますことを心より願っております。