ヴァイオリニストの出演料はおいくら?相場を調べました

  • 2020年3月25日
  • 2020年3月26日
  • コラム
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バイオリニストというと、儲かっているという世間のイメージも少なからずあるようです。

実際のところ、バイオリニストになるまでにかかる費用を考えると元を取れる人というのはかなり限られてきます。

バイオリン自体やそれらのメンテナンスに関わる料金、それからレッスン代も加えると、結構な額になってきます。

では、バイオリニストが1回のコンサートで貰える出演料は一体いくらなのか、その人の立場などでも変わってまいりますので、その点を見ながら比較してまいりましょう。

音大生

音大生であれば1回の出演料が5,000~15,000円程度で、音楽で名のある大学だとその値段は数万プラスになることもあるようです。

フリーのバイオリニスト

どこに所属もしていないのであれば、値段は交渉次第で不明確です。

それなりに格が高く名が通る人であれば数十万いくかもしれませんが、大抵は10,000~80,000円あたりの間と考えてよいでしょう。

オーケストラ所属のバイオリニスト

プロのオーケストラに所属している場合であれば、それなりに固定給が安定してもらえます。

月収でいうと40万くらいで年収は400~500万程度が多いようです。

もちろんオーケストラの知名度などによっては年収1000万だったり、任されているポジションによっても給与は変わってきます。

副業

音楽家としての収入のみで生きていくのは厳しい場合もあります。

委託を受けたり、個人で運営し自宅に生徒を集めたりして、バイオリン講師をして働く人もいます。

結婚式場などで伴奏として参加するバイトなどで収入を得る人もいます。

出演料は提示を承諾するかどうか

出演料の決定は、多くの場合相手側から「〇〇万でどうですか」と提示があり、それに対して自分がOKを出すかどうかで決まってきます。

出演料に不満がある場合、名のあるバイオリニストであれば、交渉もできるでしょうが、大体のバイオリニストが「なら他の人で」とお鉢が他にまわる場合がほとんどだと思います。

「この人でなくてはいけない」というバイオリニストになるには技術だけでなく運を含む様々な要素が必要です。

実際に生涯で5,000万以上を稼げる人は全体の10分の1程度です。

厳しいように感じられると思いますが、その分やりがいはあります。

磨いた技術を収入に繋げる

バイオリンの出演料はいわゆる技術料金です。

今まで(人にも寄りますが)幼い頃から時間をついやし磨いてきた自身の演奏技術に値がつくわけです。

ですから、なるべく自身の技術を活かしたい方向性をハッキリさせておくことが適職を見つけるのにに有利かと思います。

どういった人に演奏していきたいのか、ソロなのかオケなのか、あるいは教える側にまわるのか。

自分の向き不向きに合わせた職場選びが大事です。

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