バイオリンの発表会やコンクール前のすべきテンポの確認

音程や強弱が優れていてもテンポで台無し

せっかく練習しても、コンクールや演奏会へ行くと、我が子や、他の奏者の演奏が、想像以上にズレていて酷い。こんな経験ありませんか。

  • 伴奏と合わせることが出来ない(ビギナーにありがち)
  • ルバートを取り違えた延々ズレを続けた演奏(自己満足型奏者にありがち)

前者は可愛いものですが、後者はカラオケで自信満々のオンチを延々と聞かされる状況と同じとなります。同じ気持ちを試験官に味わって頂いて良い結果が出るとは思いませんよね。

基礎練習が一番大切です

自己中心的な演奏にならないように、メトロノームでの練習をしっかりしましょう。

テンポ練習手順

  1. 電子メトロノームの音ありで、テンポ通り演奏。
  2. 電子メトロノームの音ありで、テンポ内で元のテンポに戻れる程度のさりげないルバートをかけてみる。
  3. 電子メトロノームの音なしで、自身のテンポで演奏してみる。

テンポ練習の注意点

  • 必ずメトロノームで全編通して演奏練習する。
  • 録音して自分の演奏を客観的に聴いてみる

必ずメトロノームで全編通して演奏練習する。

全編メトロノームで演奏しないまま練習を終えると、芯のない曲が出来上がります。芯があってこその「歌い」が活きることを意識してみましょう。

録音して自分の演奏を客観的に聴いてみる

メトロノームで練習してもズレていることに気が付かない奏者も多いのが現実です。

自身がそうなってしまっていないか、今一度確認してみることで、より意識することと思います。

曲の表現におけるテンポをイメージしてみよう

インテンポを意識したルバート

ルバートにもインテンポを意識したものと、そうでないものには雲泥の差があります。

例えば歌手の玉置浩二を見てみましょう。彼のルバートの使い方は神業です。

Billboard Classics concertにおいて、指揮者のテンポの中にいるオーケストラの中で、玉置浩二はソリストとしてルバートをかけてはインテンポと、必ず戻ってきます。

彼のルバートはモノマネされるほど濃いものですが、必ず戻ってくる安心感と安定感がある為、オーケストラのメンバーも指揮者のタクトとのシンクロに集中できるのです。

延々に聴かせるのではない。驚かせてみる。

素敵な演奏というものは、フレンチコースの様なもので、起承転結がある。

スッと入ってきたかと思えば、時には驚かせてくれたり楽しませてくれる。

そして、いつの間にか、あっという間に終わってしまう。

味の濃いものばかりが前菜から出てくると、メインの味がわからない。そんなところでしょう。

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