おもちゃ屋さんや、スーパーのガチャガチャ、お菓子売り場などの前で『しょうもないもん買って…』と、保護者さんに言われている子供たちを見かけることがある。
実は、この“しょうもない物を買う”という行為は凄く大切な行為であるという事を知らない保護者が多いように思います。
ここでは、“しょうもない物を買う”この行為そのものが、どうして大切なのか、どう大切なのかを理解いただき、お子様にも説明してあげることで、モノやお金への考え方が大きく進歩し、より豊かなお子様の未来形成に繋がる、そんなこと纏めてみました。
しょうもない物は実は大切な物
まず、手始めに、子供にこう問いかけてください。
- パパが大切にしている〇〇を自分のお小遣いで買いたいと思う?
- ママの化粧品とか香水って自分のお小遣いで買いたいと思う?
子供は『自分のお小遣いでは買いたくない』と思うはずです。
でも『パパやママにとってはそれはしょうもない物ではない』
逆に『あなたが買うものはパパやママは全然ほしくなかったりする』
要するに、誰かが“しょうもない物”と言っても、それが自分にとって本当に欲しい物であれば、それは“大切な物”だという事で、逆に私には“しょうもない物”と感じられても友達にとっては“大切な物”かもしれないという側面も持っているという事を知ることが大切である。
こうして、自分の常識は他人の非常識かもしれないし逆もあり得るという多様性を認め、同時に、それが当たり前と理解することで、自分の常識や非常識をオープンに出来る度量を養うのです。
しょうもない物を自分のお金で買うという事
けっして、欲しくないものを買えと言いたいのではない。
誰かから見て、しょうもない物であっても、自分から見て本当に欲しい物であれば、自分のお金で買いなさいという意味です。
ここで大切なのは下記の3つ。
- 本当に欲しいものを買う決断をすること
- 本当に欲しいものを見つけ出すこと
- 他人からの“しょうもない物”という目を気にしないこと
この決断や考え方を養うことで、子供たちは、その物に価値があるのかどうか、本当に欲しいものなのかどうか、お金は有限で大切なものである、という事を学んでいき、次第に自ら熟考するようになります。
そして、この「欲しい物を探す」行為が、やがて「自分が本当にしたことを探す」という時に役立つ日が来るのです。
しょうもない物を買う大切さ
この行動の中には、これだけ素晴らしいものが隠れています。
ですので、保護者の皆様は可能な限り、このお子様の行為を尊重してあげる事と、多様性や自分が求めるものを考えることの大切さをお子様に教えてあげてください。
- 自分の常識は他人の非常識かもしれないと知ること
- 自分の常識や非常識をオープンに出来る度量を養うこと
- 誰かの意見ではなく自分が求めるものを考えること
- その物に自分にとって価値があるのか考えること
- 本当に欲しいものなのか考えること
- お金が有限で大切であるといことをしること
- それらを自身のお金で行うことで熟考するようになること
- やがて自分が本当にしたい事を探せる人になること