バイオリンの聖地クレモナ
国 : イタリアの旗 イタリア
州 : ロンバルディア州の旗 ロンバルディア
人口: 71,924人(2017年1月時点))
バイオリンの聖地といえば、イタリアのクレモナと言われています。
皆さんは、なぜクレモナがバイオリンの聖地であるか、ご存知でしょか。
アントニオ・ストラディヴァリやアンドレア・アマティといった、歴史的・世界的に有名なバイオリン製作家を生み出した土地であること、それは有名な藩士ですよね。
作られた名器は約2万点ともいわれ、有名なバイオリニストの多くが、このクレモナの名器を愛用しているのです。
バイオリンについてあまり知らないという人でも、ストラディヴァリという名前は耳にしたことがあるかもしれませんね。
クレモナ=バイオリンの街とさえいわれているのです。
クレモナにはバイオリン工房が多い
クレモナがバイオリンの街として有名なのは、ほかにも理由があります。
それは現在でもバイオリン工房が100以上存在していること。
実際にクレモナの街を訪れるとわかりますが、バイオリンにちなんだ看板を掲げた店がたくさんあり、街のいたるところでバイオリン職人の姿を目にすることができます。
このクレモナにあこがれ、日本人バイオリン職人が留学や在住をしています。
さらに2012年には、クレモナのバイオリン製作技術がユネスコの無形文化遺産に指定されました。
その1年後の2013年には、バイオリン博物館がオープンし、世界一の規模を誇るといわれているのです。
まさにバイオリンの街ですね。
バイオリン博物館について
ここでクレモナのバイオリン博物館についても触れておきましょう。
先ほどもお話しした通り、バイオリン博物館は2013年にオープンし、世界一の規模を誇る素晴らしい建物となっています。
クレモナ生まれの歴史的な楽器の展示はもちろんのこと、音色を聴くことも可能です。
また、ストラディヴァリの遺品も展示されており、バイオリンの技術だけでなく歴史についても知ることができるのです。
アントニオ・ストラディヴァリについて
クレモナのバイオリン職人の代表格、アントニオ・ストラディヴァについても少しお話ししておきましょう。
他にも有名なバイオリン職人はたくさんクレモナから生み出されていますが、中でもアントニオ・ストラディヴァニは、制作した弦楽器の数は推定1100本といわれています。
現在残っているのは約600本とのことですが、彼の制作した楽器はどれも丁寧に作られており、1人の職人が作った数としては驚異的だといわれているのです。
一度は行ってみたいクレモナ
数多くの名器を生み出したクレモナ、機会があればぜひ訪れてみたいものです。
バイオリン職人の工房や博物館など、自分の体でバイオリンの街の空気を感じたいものです。
行くことが難しい場合でも、クレモナについて自分なりに勉強すると、バイオリンに対する考え方や演奏に役立つ知識が身につくかもしれませんね。