こどもの脳は自然と情報を吸収するようにできています。
皆さんも、お子様が発する言葉や、その行動をみて、いつの間にその知恵を身につけたのかと驚いたことがあるはずです。
その知識の吸収率を更にスポンジのように高める事が出来ればどうでしょう。
天才といわずとも、大人たちより、はるか飛躍的な成長を遂げるようになるでしょう。
スポンジ脳を作るメリット
私たちの脳は1,400gほどと言われていますが、その殆ど(約90%)はサイレントエリアと呼ばれ、刺激しても何の反応もしないことから、使われている脳は全体の10%しか使っていないとされています。
これだけの許容範囲の広さがある脳をスポンジ脳にして、もっと有効に使うことで得られるメリットは非常に多いです。
- 新たな情報が入ってきたときに瞬時に吸収し対応することができる
- 知識のレバレッジが効く
- アウトプットが出来る大人になる
- 情報を探し出す能力が付く
- 新しい知識を求める癖が付く
脳の知識吸収率を高める手順
- 知識を得れる環境を整える
- そこで得た知識について子供に問いかける
- 説明できる楽しさを植え付ける
- しっかり睡眠をとる
- 知識範囲を広げて1~4を繰り返す
1、知識を得れる環境を整える
まずは子供が興味のあるジャンルの本を買い与え、いつでも読める環境に置いておく。※DVDやオーディオブックでも代用可能です。
ここで大切なのは、その本やDVDを見ることを決して強制しない事がポイントです。 ※おすすめの本はページの一番下で後述します。
自主的に行動を誘発するように仕向ける工夫をしてみましょう。
2、そこで得た知識について子供に問いかける
本を読んでいるのを見かけたら、それとなく「あの本、どんな内容のこと書いてあるの?」などと問いかけてみて、子供にその内容を説明(アウトプット)してもらいましょう。
その後は、どんどん掘り下げて質疑応答を繰り返し、子供が得た知識に興味がある様子をしっかり見せてあげましょう。
重要ポイント
- 子供がアウトプットに慣れること
- 子供のアウトプットに興味関心を示してあげること
3、説明できる楽しさを植え付ける
この点が一番のポイントで、子供が得た知識についてアウトプットする楽しさを感じれるように、下記の点を褒めてあげる事が重要です。
- もう覚えているんだ。凄いね。
- 覚えたこと説明できる事にびっくりしたわ。
- へー、初めて知った。
こうして「覚えていること」「説明できること」「人にはない知識があること」の楽しさや素晴らしさを感じてもらう機会が重要です。
4、しっかり睡眠をとる
得られた知識を定着させるために、8~9時間程度の十分な睡眠が必要となります。
更に、十分な睡眠とることにより、新たな知識獲得への欲求が増すのです。
それを裏付ける調査結果は、多くの文献に見ることができます。
5、知識範囲を広げて1~4を繰り返す
上記を一通り終えた段階で、1整えた環境に付随するものや、新たなジャンルの知識を得るための環境を自然に整えてあげ、上記を繰り返し循環的におこなう。
知識をくすぐる本
幼稚園から小学生の前半にかけては、目に見えるモノに対する知識を得るための書籍(特に図鑑)が有効です。
- 小学館の図鑑 シリーズ
小学生は社会性や人間関係を学ぶ小集団となり、その頃には、目に見えない心理や思考や時間などについての知識を得ることができる書籍が有効です。
- 学校では教えてくれない大切なこと シリーズ
- ジュニア空想科学読本 シリーズ
- なぜ?どうして?シリーズ