美しく伸びやかな音色を持つバイオリンは、個人が趣味として非常に魅力を感じる習い事の一つです。
しかし、独学でバイオリンを始めるのと、音楽教室に通うのとでは、結果や成長プロセスに違いが生じてきます。
さて、独学でバイオリンはマスターできるのでしょうか。
独学でバイオリンを始めると
全て自分で練習して上達していく方法は、弾きたい曲が明確で、マイペースに、その一曲だけ弾ければ、とりあえずはOK、という方には独学が向いているかもしれません。
弾き方自体はネット上の動画で見られる
近年、バイオリンの弾き方を紹介している動画はYoutubeといった動画サイトで数多く投稿されています。
基本練習から姿勢、持ち方まで、実際に見ながら確認する事ができます。
自由な時間に練習出来る
独学の利点は、自分の好きな時に練習し、好きな時間に止められる事です。
音楽教室では曜日や40分~とまとまったレッスン時間での講習となります。
予定が安定しない人や忙しい人にはレッスン日に行けなくなり、レッスン代が無駄になってしまう可能性があります。
独学ならばそうした日時の区切りが無い反面、気が向かないと1週間全く弾かずに過ぎてしまう、モチベーションを自分で保たなければならない問題もあります。
誰かに習って始めると
近場に個人、団体で通える音楽教室があれば、独学で練習するのと比べて確実に習熟していけるのが音楽教室の利点です。
着実に毎週弾く時間が出来る
レッスン代を支払って習う場合は独学と違い、教室にさえ向かえば確実に弾く時間が出来ます。
しかし、子供に習わせる場合、お金がかかっている事を盾に練習を強要してしまうと、バイオリン練習=怒られるという紐づけから早晩その楽器自体が嫌いになる可能性が高くなります。
教養としてその楽器を楽しんでもらいたいから、という姿勢を忘れないようにしましょう。
子供にとって身近な親しいアニメ・ゲームも作品によってはピアノ譜面が販売されているものがあります。
自由な曲が練習できるかは音楽教室しだい
個人の音楽教室では、持ち込みの譜面を練習させてくれるところもありますが、カリキュラムがしっかりと決まった教室では、バイオリン教本に沿った講習をしています。
事前にどういったレッスン方針なのか確認しましょう。
自由にやるなら独学、正しく着実に上達したいなら音楽教室へ
- 好きな曲だけを弾きたいならば独学
- 独学では練習しなくなる可能性も高い
- 確実に上達したいなら音楽教室
バイオリンの練習・上達は、独学でも決してやれなくはありません。
ただし、いち早く習熟したい、と考えた場合は短期でも音楽教室に通った方が確実です。
優しい、弾きやすい曲は市販のバイオリン教本に載っているので、独学でもまずそちらから始めてみましょうが、基礎だけはしっかり習ったうえで、その後、独学に切り替えるというのもありかもしれません。