基本的なことですが、バイオリンは、毎回の演奏前に4本の弦を全てチューニングする必要がございます。
しかし、始めたばかりの頃は正しい音程に調弦をするのが難しく時間がかかります。
効率よくチューニングして、正しい音程で曲を弾くことができるように、スムーズにチューニングする方法を解説していきたいと思います。
常にチューニングが必要な理由
バイオリンは温度や湿度の変化に弱い楽器です。
湿度が高いと本体と弦が水分を吸収してしまい膨らむため音は低くなります。
室内が乾燥するとバイオリンは水分を失い縮んで音は高くなります。
日本には梅雨や秋の長雨など湿度の高い時期が多く、春や秋などは乾燥しやすく、さらに冬は暖房で室内が乾燥します。
1年を通して湿度が安定しないため、弦は音が狂いやすいので練習するたびに調弦する必要があるのです。
調弦の方法について
調弦はチューナーという機械を使って行います。
チューナーは弦の音を聞いて正しい音かどうかを判断してくれます。
チューナーは442Hzか440Hzで合わせることが多いですが、レッスンを受けている先生によって違います。
ペグを回して弦を緩め、まずはA線を弾きます。
A線の音が合ったら、次にD線、G線、そして最後にE線の順に1本ずつ、4本の弦すべてを合わせます。
チューナーがなかったり、レッスンにチューナーを忘れてしまったときのために、スマホのチューニングアプリをダウンロードしておくと便利です。
おすすめチューニングアプリ
使いやすいスマホのチューニングアプリをiPhone用、Android用それぞれまとめました。
バイオリンを始めたばかりの初心者の方でも簡単にチューニングできる便利なアプリです。
初心者も簡単に使えるiPhone用チューニングアプリ4選
- バイオリンチューナープロ
392~466Hzに対応。抜群の正確さ。490円。
- バイオリンチューナーベーシック
392~466Hz対応。無料ですがアプリ内課金アリ。64ビット対応チューナーアプリ。
- バイオリンのチューナー- Violin Tuner
428~452Hz対応。
- バイオリンのチューナー-ピッチ
428~452Hz対応。
初心者でも簡単に使えるAndroid用チューニングアプリ3選
- マスターヴァイオリンチューナー
コンサートピッチHzで設定できるので、本格的なチューニングが可能。
- チューナー&メトロノーム
440Hz設定。
- ピッチドチューナー
バイオリン、ギター、ウクレレなどの調弦に。
スマホやタブレットにアプリをダウンロードしておけば、どのアプリも使い方はシンプル。
あなたの好みに合わせて選んでください。