書籍紹介「図解 弦楽器用語事典」書評レビュー

そもそも広辞苑にも掲載されないものや、掲載されていたとしても別の意味(ブロックと調べても広辞苑にはバイオリンの隅のあるものとは出てこない)など、弦楽器の専門用語で言葉の意味が分からない時は、この書籍があると便利です。

こちらのページでは「図解 弦楽器用語事典( Amazon / 楽天市場」の特徴について紹介させていただきたいと思います。

本書の特徴

同書は辞書という位置づけももちろんですが、技術的な面や文化的な側面、奏者だけでなく弦楽器職人に関することなど、多くの情報を集約した図鑑となり、ただただ、語句をあさる書籍ではないため、パラパラ見るだけでも勉強になってしまう書籍で、非常にお勧めできます。

  1. 図鑑だけあり図が豊富
  2. 調べたいワードの前後を見るだけでも知識が広がる
  3. 参考にされた書籍や雑誌やWEBサイトが豊富

イラストが非常にわかりやすい

当然のことながら文字説明でも明快な解説があるため、理解できるものがほとんどですが、言葉で言われてもわからないがイラストを見て「あ!この事か」と理解できるものも多くあり、非常に便利です。

イラストはモノクロのみとなり、写真はなく、統一された印象のイラストと楽譜と文字で構成されています。

当然のことながら専門的な情報ではあるものの、一般の方が理解しやすいように図とともに解説されていますので、お子様からの説明を受けた際の保護者の皆さんに強い味方にもなります。

補足も多く知識の補充に役立ちます

広辞苑ほどに小さな文字ではないため、非常に読みやすく、すらすら読み進めることができます。

基本的には辞典ですので、単語から索引していく使い方となりますが、調べたワードの前後や同じページの言葉を一通り読んでも、あっという間に読み終わってしまいます。

参照元も非常に有益な情報源

好きな方にはたまらないヴぁイオイン関連の情報がたくさん詰まったサイトや雑誌、書籍が参照元としてたくさん掲載されています。

この書籍には載らない情報などもたくさん取得することができるコンテンツばかりですので、ぜひ、ご覧いただけたら幸いです。

基本情報

図解 弦楽器用語事典
→書籍を探すAmazon / 楽天市場

ジャンル弦楽器事典
著者ジョー・ナルドリロ (著), 松村 洋一郎 (監修), 坂口 佳陽子 (翻訳)
出版社ヤマハミュージックメディア
ページ数150ページ
サイズ25.6 x 18.2 x 1.8 cm
定価2,800円(税別)
出版日2015年3月22日
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