バイオリンのケースの選び方。形や素材と初心者へのおすすめ

  • 2020年2月19日
  • 2020年3月4日
  • コラム
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バイオリンは温度や湿度に影響されるデリケートな楽器です。

衝撃にも弱いため、保管し、安全に持ち運ぶためにケース選びは重要です。

こちらでは、バイオリンケースの素材や形状について紹介していきたいと思います。

おすすめのバイオリンケースの形状

これからバイオリンケースを購入したいと考えている人は、まずバイオリンケースの形状をチェックしましょう。

形状によってそれぞれにメリット、デメリットがあります。

使いやすいものを選んでください。

初心者の方は色々入って背負えるオブロングタイプがおすすめです。

ひょうたん型

バイオリンケースの定番スタイル。

バイオリンの形に添っているので軽量で持ち運びしやすいですし、価格はリーズナブル。

ですが、楽譜などを入れて持ち運ぶことができないので不便と感じる人もいます。

丸型

シェル型や半月型なども丸型に含まれます。軽くてコンパクト。

しかもリーズナブルというメリットがあります。

ですが、強度の面では劣ります。

内側の収納スペースが限られているので、楽譜はもちろん、演奏に必要な肩あてや松脂などの小物を入れられないというデメリットがあります。

四角型(オブロング)

強度が高く安心感があります。

また、容積が広いので楽譜や小物も入れられるので便利です。

ただし重量があり、価格が高いというデメリットはあります。

四角型でも比較的安価なケースもありますが、強度に問題があるケースが多いので、あまり安価なものはおすすめしません。

おすすめバイオリンケースの素材

バイオリンケースの外装には、布張りや樹脂素材、発泡素材、そして木製などさまざまな素材が使われています。

それぞれのメリットとデメリットを見てみましょう。

布張り

ポリエステルやナイロンなどの化繊です。

メリットは楽譜ポケットがついているなど、収納が多いことでしょう。

また、布製なので軽いというメリットもあります。

衝撃や水に弱いというデメリットがあるので、悪天候の日はあまり持ち歩きたくないかもしれません。

樹脂素材

強化プラスティック、カーボン、グラスファイバーなどの素材のことです。

丈夫で軽く、しかも耐久性に優れています。

雨にも強いので安心して持ち歩けます。ただし、価格は若干高めです。

発泡素材

軽くて断熱性に優れています。

リーズナブルなので初心者にもおすすめです。

デメリットは強度の点で劣ることです。

人混みを歩くことが多い人は避けた方が良いかもしれません。軽いので移動距離が長い人にはおすすめです。

木製

湿気を吸収しますし、断熱性もあります。

さらに強度が強く頑丈です。

見た目のカッコよさもメリットの一つです。

ですが、やはり木製なので重いというデメリットがあります。

また、価格も比較的高めです。

軽さ重視、強度重視などチェックするポイントは人によって違います。

自分の移動手段、楽器本体を傷つけないかなどを目安に選んでください。

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