こちらのページでは、写真とイラストが豊富なバイオリン製作レクチャー本「Violin-Making a practical guide( Amazon )」の特徴について紹介させていただきたいと思います。
本書の特徴
これからバイオリン製作を始める方で、写真とイラストのハイブリットで説明しているこの書籍は英語表記ながら非常にお勧めです。
- 作業工程がカラー写真で実際の製作イメージがしやすい
- 注意すべき個所をイラストを含めて説明している
- 7/8サイズを含むサイズごとの製作サイズ表がついている
カラー写真が豊富
バイオリン製作を習っている方の復習や、独学で製作している方の多くに、想像できるリアルな写真があれば、思い出したり、実際にまねしたりしやすくなるものですが、多くの製作系書籍は、モノクロ写真やイラストばかり、場合によってはテキスト量が多すぎてイラストは本当に最低限、なんてものも多いです。
この書籍はそういう意味では、カラー写真で、なおかつ写真占有率が高く、1枚ずつの写真が大きく掲載されているので、非常に重宝します。
補足イラストが適切で理解しやすい
さらに、秀逸な点は、写真でフォローできない個所を非常にシンプルで分かりやすいイラストを、随所にちりばめてくれているので、写真とイラストの合わせ技で細かなところまで理解が非常に深まります。
7/8サイズの情報があるのはありがたい
当然、テキストベースの各種説明事項は役に立ちますが、説明が英語だと、ちょっと困るなというところもないわけではありません。
カラー写真やイラスト画像ありきの製作レクチャー本と考えれば、とても優秀です。
たとえば、数値資料においても、近年、日本でも徐々に一般流通し始めている7/8サイズのバイオリンのサイズ感についても触れらている点など、非常に助かります。
基本情報
Violin-Making a practical guide
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ジャンル | バイオリン製作 |
著者 | Juliet Barker |
出版社 | Crowood Pr |
ページ数 | 127ページ |
サイズ | 21.6 x 1.5 x 25.9 cm |
定価 | ― |
出版日 | 2001年10月1日 |
書籍の目次
- List of illustrations
- Preface and Acknowledgements
- 1. A short history of violin making
- 2. Design
- 3. Materials
- 4. The Rib Structure
- 5. Beginning the back and the front
- 6. The back and the front continued
- 7. Assembling the body
- 8. The scroll
- 9. Setting the neck
- 10. Varnishing
- 11. Setting up the instrument
- 12. The Baroque Violin
- 13. Folk fiddles
- 14. Small instruments
- Appendix I. Measurements for the violin, the viola and the cello
- Appendix II. English, italian, french and german terms
- Reference sources
- Index